四月風景

nae586252012-04-02

四月になり、桜も重い腰をあげるように、ちらほら咲きはじめている。開花宣言も出たらしい。
今日は3月末が土曜なせいで月末払が今日なのも多く月初でもあり、郵便局は長蛇の列だ。私もひとつ支払を済ませて、晴れの陽気にさそわれて出かける。新刊書店で平台にかなり売れて山が低くなっている『小澤征爾さんと、音楽について話をする』村上春樹小澤征爾を、じっくり読みたくなり購入。帯に二人の写真があるけど、村上さんが帯や本に写真を出すのは、この頃ではとても珍しい気がするな。この対談は、「モンキービジネス」(すごい誌名だねぇ)に載ってたのを、たまたま読んだので大体、内容は知っていた。小澤さんが、実はマニアって嫌いだった。マニアでお金あってレコード集めたりする人は、音楽たくさん聴いてない人が多い。のようなことを話して、でも村上さんは違うね。と言い、なんだかニヤッとしたかもの村上さんがいるみたい。たしかに内面的な部分で、お二人は似ているみたいな気がする。小澤さんの最近の病魔とケンカしているような痩せて、座りながらでも指揮をしている姿を見るのは少し痛々しい。
今日は聴かなかったけど、最初にこの対談を読んだ時は、ブラームスの1番をレコードで聴いたんだな。
このあとも本屋をハシゴして、またカバンが本で重くなる。三宮ブックオフ小澤征良『おわらない夏』を父子そろえる感じで買った。105円。ここの写真のお父さんは、元気一杯で気力が溢れている。誰も病魔には勝てないのだ。
休憩していた喫茶店で、黒いスーツを着た若い女性が座るなり化粧したり髪の毛をバサッとほどいたりクシで毛が落ちるのも構わずときだしたりと忙しい。今日は新入社員か就活生か、黒スーツの若者がやたら歩いていた。サクラ咲く四月のはじまりなんだな。