六甲の坂道

nae586252012-03-08

ようやく三月になり、寒いなぁと思う日が減ってきた。今朝も寒くない。桜の枝のつぼみもふくらんできたな♪ これからたのしみ。
昼から晴れ間も見えて、それならと六甲道まで電車に乗り、ゆるやかな坂道をのぼると左側に見えるのが、宇仁菅書店だ。こうして外から見ているとほんとに今月末で閉めるなんてわからないが、神戸新聞の記事がドアにファイルされている、まず店頭の百均を見ていたら、信じらんないがタバコを右手に持って吸いながら隣で本をパラパラみてる、おっさんが来て何冊もタバコ片手に挟んだ手で本をめくっているし、灰でもおちたらどうすんだと呆れてみていたが、そのまま中に入り一冊買って出てくる。その手は吸いかけのタバコが挟まったままで。今でもおるんだねぇ、黒木さんなら怒鳴りつけられてるだろう。当たり前だが、書店でタバコ吸うのは厳禁です。万が一、火が落ちたらおそろしい。中に入ると所狭しと本が溢れ良い感じだ、レジで娘さんと奥さんが座って愛想よく本をあの墨字の「ありがとうございます うにすが」の紙を包み紙に貼ったのを受け取る。ここがやめるのは本当に勿体ない。
そこから山側へ歩いて五分ほどで口笛文庫がある。ここも外に熱心に本をみている人多く、中に入ると奥さんが可愛い三才になるS子ちゃんを抱きながらレジをしていて話しをしていたら、若いお父さんが二階から下りてきた。若い両親に、幼い子がパパ、ママとしゃべって甘えているのは絵に描いたように微笑ましく、なんとなくさっき見た古い古書店とこの新しい古書店の世代交代みたいなのを、ひしと感じた。人は皆、年老いていくし、これから頑張っていく新しい世代の人が続けていくんだな。本の揃えかたも違う、絵本や洋暑も多い。今度のサンボーホールへ来てくださいと言われる。いきますよもちろん。