旭屋周辺

nae586252011-12-08

朝から暗く雨がふっている。なんで今日、雨なのよ。と少々恨めしく思いながら大きなカバンを持って大阪から少しまだ先へ出かけていった。或る御大に意見を参考に聞くためで、ついでに西へも少し遠征しようかなとも思うが妙に肩に緊張感があって疲れたし一度はホームに上がるものの、また大阪行きに戻る。まぁ今度行ってみよう。
行く時は梅田の紀伊國屋をするっと通りぬけて見て、帰りはこれは行かねばと曽根崎警察近くの旭屋書店へ歩くが、知らぬ間に旭屋の隣の大きな銀行(みずほ?)のビルが閉まり地下街も全部やめていて暗い。大晦日に一旦閉店する旭屋と梅田の顔みたいな場所もさびしくなるばかり。いつも歩く脇の路地の店に呉春て酒のうまそうな店があったのも別の店になっていた。一度、行ってみたいなぁと思ってたのにね。阪急東通りも心なし人出が少ないし古いビルの閉店が目立った。不景気風ばかり吹いている。旭屋へ入るのも、私にしても久しぶりだ。なんだかゆったりした旭屋の方が紀伊國屋よりわたしゃ好きだなぁ。この古いビルも。
今日が多分、最後だろうと思いながら出て地下へ降りると、ジャズの音色が派手にきこえるので何かいなと見ると警察音楽隊が生演奏をしていた。
曽根崎警察の名もあるように、近松曽根崎心中の舞台の場所にもなる由緒ある繁華街の衰退を見る思いがよぎる。東梅田の顔がひとつ消えてゆくんだな。
そうそう夕方のニュースで、橋下新市長が中ノ島に前から計画されていた大阪近代美術館の建設予定を白紙にする。と発表していた。莫大な税金を今まで使い、モジリアニの裸婦像や佐伯祐三の絵を準備室が買っているのは、どうするのだろう。バブル時に高額で買った絵らしいが、私はそんだけのバカ高い値が一枚の絵について買うアホらしさを思ってしまうけど。偶然、昼に話していたのもその話題でウンチクを聞いてたので少し考えてたな。中国に売ったら倍以上になると言うがはてさて。