北野町界隈

nae586252011-11-09

朝は少し寒くなってきて暑いのがダメな私には、うれしい季節になってきた。コーヒーもおいしい。
今日は元町から歩いて山本通から北野町を歩き、異人館の近くまでゆっくり散歩しながら見る。一番神戸らしい道かもの異国情緒のあるインド雑貨やイスラムの寺院の前を通る。今、新刊で出たばかりの「サブ」の神戸発信の雑誌について本があり、その最後に草森紳一が書いていて、一時東京から神戸の北野の山手のアパートに住んでいたこと、数少ない交友に「サブ」の主宰者がいたこと。等、草森流というのか興味深い文だ。今は草森さんも居ない。この辺に住んでいたのも勿論知らなかったな。
なんとかギャラリー島田を見つけて、石井一男展をみた。今回は新作多く見ごたえのある絵が、ゆったりと展示されている。「母と子」の慈愛に満ちた女性と子の絵が印象的。何点か欲しい絵もあったが石井さんの絵は、殆どが即売れ状態なのだそう。あっても買えないんだけど、石井さんと少しお話してそう言うと、おだやかにいつか本を出してお金が入ったら買えば。とまた今、何か書いてますか。と聞かれる。石井さんは売れっ子画家になっても少しも変わらない。ギャラリーの人に一緒の写真をとって貰い、いつか絵を買えると良いですねほんとに。と笑う。島田での個展は、16日までしてます。本当に良い絵です。