バウムクーヘン

nae586252011-10-04

朝から、すっきりした秋晴れ。空は青く散歩日和だね。どこかきれいな海辺へ行きたくなる。しかしまぁ近所を歩いているだけでも気持の良い天気なんだな。
この前買った写真誌「日録20世紀」1924年号(大正13年)は、いろいろと読んでて面白い記事が多かった。前年に関東大震災があり、昭和天皇(当時は裕仁皇太子)と良子妃のご成婚があり、まだ震災の跡もかなり残ってただろう東京でパレードをした。私は勿論、知らないが昭和天皇はテレビでお姿を見るのは、おじいちゃんになってから。そりゃそうだ87年前に結婚してるのだもの。二年後に大正天皇が亡くなり、天皇に即位、昭和になり戦争があり敗戦があり、高度経済成長で日本は経済大国になった。時代に翻弄されたと言える天皇だった。私はどうしても天皇と言うと昭和天皇で平成の今の天皇さんはなんだか皇太子に見える。
この年に神戸のユーハイムが開店し、バウムクーヘンを焼いて作った。これも時代に翻弄された一人で、ユーハイムさんは第一次世界大戦でドイツ人捕虜になり中国の収容所内でバウムクーヘンを焼き余りにおいしいので話題になり、日本に渡り横浜で震災にあい、神戸に来て菓子店を開店したのが始りとある。勿論、当時は手作りで焼きたてのバウムクーヘンは神戸っ子をよろこばせ今も神戸本店がある。今は機械で焼いてるだろし、最近食べたバウムクーヘンは、生憎とびっきりおいしくはなかったけどね。