街の草周辺

nae586252011-10-02

10月はじまると、秋めいて涼しい。夜なんか窓を開けてるとさむい。彼岸花が赤く咲きほこっている。夏にいこうと思いながら暑さに負けて行けずにいた武庫川街の草へ日曜の午後電車に乗って出かける。この駅周辺は、すこし時間が戻ったような感じがする街だ。武庫川の水面を眺めていると心なしホッとするよう。
さびれた市場を抜けて街の草へいくと、本を外まで溢れていつもの古本屋さんがある。やっぱここがないと。と言う気持になる古本屋だな。加納さんも半年ぶりかだけど相変わらず。本をみながらボソボソと話しをしてると、店の奥に絵がかけてあり、あれ。京都で欲しいなぁと思った、林さんの描いた絵だ。本の中で加納さんが座っているいつもの絵。う〜んこの絵は、ここにあってこそ。あれこれと雑誌や文庫を三冊ほど選んで買い、またアルハンブラでコーヒーを飲んだ。いつもお客さんが多いこの喫茶店も誰もいない。加納さん、ここがこんなだと武庫川もほんとにあかんね。とポツリとつぶやく。
でも武庫川街の草はいつまでも残ってもらわないと困るのだ。