セプテンバーラスト

九月も今日でおしまい。明日から十月、これがカレンダーみるだけで予定がびっしり。どうして古書がらみは十月に集中するんだろねぇ。
普段流し半分できいたりみたりしているラジオやテレビの、いつも聞いている番組がぞろぞろと「今日で終わり」と告げている。中には何年も聞いてて馴染があるのもあったり、突然さよならと言われても否応なくサミシイ気分になってしまう。10月から新しい人と番組になるんだが、こちらにしたら心の準備ができてないよ。それにくらべて某昼帯テレビのしつこい定年越えた司会者の今日で終わりまでのカウントダウン。ラジオとテレビの違いだね。別れというと三月末が多いが、九月末も秋の別れがある。
月末の野暮用をしに、あちこち銀行を回り実家にも寄り雨のパラつくなか用事多し。お昼を食べそこねてたので実家で何か食べようと思ったけど案の定、何も無い。ご飯も釜をカラッポにしておかずらしいのも無いし、仕方ないのでパンをトーストして目玉焼を作る。父母ともずっと共働きで昔から余り料理しないご飯の無い家なのだ。大阪に震災で避難して二時間かけて実家に子ども連れて帰ってきても、ご飯が無くて私が市場に買い物して料理を作ってた。母親は仕事してたし、人が来ると外食してた。その反動か私の家は手料理しか食べない。365日、ご飯炊きをするかんねー
母親は昨年、大腸ガンになって手術してから大好きなビールも飲まなかったけど、この頃コップ一杯ほど飲んでいる。おかずも買ってきた天ぷらだのばかりだったが、全部じゃないが自分で作っているらしい。その方が病気にならないよ。今年もガン検診を受けて、今は異常ナシと言っていた。
夜にDVDで『十三人の刺客』をみた。暴君を持った明石藩の参勤交代の道で、余りの非道ぶりに命をかけて討つべしと集まった刺客たち。とにかく映画がしっかりできている。手を抜いてない久しぶりに日本映画(時代物)を観た気持だった。山男に伊勢谷ーが好演している。賞がとれなかったのがおかしい気がするような、見ごたえのある映画だと思う。