ああ荒野

nae586252011-09-27

気持の良い秋晴れ。今年は夏が長く暑く突然終わった気がする。秋の気配がすると川の水も心なし澄む。水澄むやなんとはなしに憂い抱く
しかし涼しくなってから訃報が続き、やはり暑さに耐えてきた気がホッとしてゆるむのかもしれない。
九月もめまぐるしく終わろうとして調子が悪いとか言ってらんないようなあれこれ忙しい。外を歩いてうんざりするような暑い日でないのは嬉しい。この前から車で須磨方面へ出かけて新しいブックオフを見つけて入ったが、広大な敷地に車がびっしり。中に入ると本は端の方で古着やあれこれなんでも屋風の中古店だった。それに買う人は少しで来る人は大量の物を台車に載せて売りに来ていた。店からだと買い取りがすごい量で、これでは売るより買う方が多そう。しかし期待してなかった本は意外に穴場でほいほいと目についた本を取って10冊あっと言う間に抱えていたな。その一冊に寺山修司『ああ荒野』もある。これは森山大同の写真と合作のぶ厚い本で新宿の夜の喧騒を切り取ったモノクロの写真と寺山の散文詩のような小説が協和して良い本。章ごとに短歌がある。それが一番残った。この人は天才じゃないかな。他にも読む本がたくさんあって夏の間のさみしい本とうって変わり、読めきれないほど机には山積みになっているのがしあわせを感じるのは、やっぱおかしいのだろーか。
まぁ10月の古本イベントのためもあるけど、完全にエンジンが入ってます。