地蔵盆の夜

nae586252011-08-23

8月もお盆を過ぎて少しづつ涼しい風が吹く。もう長いこと俳句もきちんと作ってないが、今日あたり処暑、暑さも一段落の季語。夜は近所で地蔵盆があり提灯が出てお菓子をもらいに子ども等がお参りにくるのだ。しかし朝、通り道のお地蔵さんにお参りして賽銭を入れようとしたら小さな賽銭箱に大きな字で「取るな」の警告がびっしりと書いてありなんだかなぁ。前に神社の賽銭箱に針金突っ込んで盗んだのが、坊さんだった。つうシャレにもならない事件があったが、こんな小さな地蔵さんの10円玉を盗むのに夜中に必死になる阿呆がどんだけいるんやと、マジックの字をみて現代の貧困の先端を見る気持。それだって誰かが明日の朝までに箱をこわして盗んでるかもしんない。お供えのジュースやお菓子も盗るんだろかね。
少し読む必要があって『神様のカルテ夏川草介を読む。作者は医師で長野の病院で勤めていたから、実話ぽいエピソードが沢山ある。はじめちょっとウソくさく美談すぎないかと思ったが段々良くなってきた。去年の本屋大賞2位。まぁ現実は少し違う気もするけど。
もひとつ夜に某所から電話で私の本の注文が来て、在庫を本棚ひっくり返してみたら二冊だけだった。なんとか本はあったがこれで売り切れ在庫無し。ほそぼそと手売り状態で知り合いの書店などで補充してたがめでたく完売だな。なんだか嬉しいようなお疲れさまなのだ。