ニューヨークのJ・J

nae586252011-08-12

お盆休みもそろそろ、休みになると動けないし本屋も休みになるだろし下鴨へは行けんが、ギリギリに出て盆の間に読む本と映画DVDを仕入れる。でもどこもかしこも夏枯れのようなさびしさ。
元町の書店で若いけど古本通なK君と昼食に入った定食屋でバッタリ会い(何度も会っている)隣に座りしゃべってたが、K君は休んで下鴨へ行ったとかでびっくり。とにかく安かったそうだ。あれこれ聞いてるとバッと古本市へ飛んでいきたくなるね。も少し近いと良いのにと二人で意見が合う、この店はなかなか穴場で安くておいしいので教えないんだな。
グレート・ギャツビー」を読んで気になってニューヨークの地図をさがしてたが娘の学校教材でありロングアイランドのギャツビー邸の場所から橋を渡り市街から五番街へと地図を見ていると、日本にも大のニューヨーク好きの植草甚一を思いだした。植草さんはフィッツジェラルドと6歳違いだがニューヨークへ初めて渡航したのは66歳でかなり年を取ってからなのでニアミスは無かった。「ギャツビー」にはプラザホテルが出てくるけど植草さんは五番街のホテルを利用していた。など本と地図でアメリカの空気を少しでも味わうのもたのしい。も少し補足すると植草さんが七十一歳で亡くなった後、ジャズの膨大な数のレコードが散逸するのを防ぐのにタモリ(ジャズファン)が全部買い取ったとか。本の方も経堂に倉庫代わりに借家に約6万冊は蔵書があった。残念ながら本は誰かが全部買い取ることは無く今は売ったりでそこまで残っていないらしい。なんせ一度出かけると20冊は買って帰る、いいなぁ〜
しかしイギリスでは今、ロンドンの黒人層の暴動が治まらずニュースでも放火や略奪が横行して、ここまでエスカレートする不満がひどいのを思う。少し前もフランスでも暴動があったしアメリカでも暴動が起きてもおかしくない。現実は厳しい。