七月もおしまい

いろいろと月末になると予期しないことがあるもんだけどほんとにねー
数日前から用もあって行かねばと思っていた元町方面へ何故か名古屋へ行ったりで今日ようやく空いたので出かけたら、駅についてすぐ電話が鳴る。携帯の名を見て、すこしびっくり。東京の車谷長吉さんから。何年も電話をいただいてなかったし出てお話するのも久しぶり。先日出した暑中見舞に携帯番号を書いておいたけど、まさかお電話もらえるとは思っていなかったし電話も秋に東京へ行こうと思う由のことを末に書き添えてたのでその時は家に遊びに来て。と、うれしい話だった。「ウチは根津神社の裏だから」と説明される、根津権現裏だなぁ。思えば、西村賢太私小説作家で一躍その名が出まわり同じラインの先輩のように比較されるのなど、車谷さんには腹が立つだろうことが多いと思うしもっと正直に言えば、思われていることがわかる気がする。全然、違う小説なのに同類のように週刊誌が臆面もなく取材したりね。私だって車谷ファンになって、ずっと親しくしてきたし何度もお会いして話した。
八月は忙しいといわれていたし秋には本当にまた団子坂を歩いて家を訪問したいな。神保町もいけるもんね。
不思議だなぁと電話のあと思っていたが、もひとつ今度は悲しい突然の報せを聞いた。新開地の映画館、新劇のサンペイさんが亡くなった。前から肺を悪くされてたが夏の暑さに負けたのか静かに永眠された。新劇では4日まで追悼、献花台を置いて半世紀以上、新開地の映画の灯を守り続けた人を偲んでいるそう。合掌。