阪急電車

二月も終わり、二月は逃げると言うけど本当にあっと言う間。今月はいつもギリギリのげんこーがもう書けたのだ。今回はすこし楽しみ。
もうすぐ映画「阪急電車」が公開されるのでと言うわけじゃないが、ちと読む必要があり有川浩の原作を読んでいる。が、どうしても引っかかって?と思う言葉が何度も出てきて気になって仕方がない。阪急沿線のショートショート仕立てで駅それぞれに一章づつあるのだが、宝塚から西宮北口、今津の駅で阪神間にずっと住んでいる私にもご近所さん。でも西宮北口を西北(にしきた)て地元の人は呼ぶかいな。それは他所さんからきた人が呼び名だろ。少なくとも私が知っている地の西宮に住む人がそんな言い方してるの聞いたことない。タクシーの運転手は言いそうだけど。
そういや阪神高速を私等が阪高(ハンコー)と言うと何かで読んだが、それも間違っている。そんな言い方する人は「地元」の人間にはいないのだよ。タクシーの運転手は言うらしいけど。そこに昔から居る人は言わないのに、勝手に作られていることは結構ある。前(だいぶ前だけど)大学の大阪の団地に住んでおられた先生が、神戸は海っぺり、山っぺりと南北を呼ぶと教えていたが、そんなこと誰が言うかいな。海側山側なら言うけどねぇ。
しかし学者やタクシーや電車の運転手が、にしきた。と言うと、みーんなそう呼んでいると思われるのが落とし穴だよ。西宮の昔から住んでいるおばさんおじさんに、にしきた駅どこですか?て聞いてみろよ、それ西宮北口のこと?北口?て言い直されるから多分。