チョコレート

しかしバレンタインデーは、すごい嵐みたいな雨雪の一日だった。足が濡れて冷たい。こんな日にチョコあげたりの儀式するのもね、これはカミ様がちょっと意地悪したのかな?
友人から、今日チョコ渡したいから付き合ってと言われてたのを来週に変えてもらってたので出かけずに済んだのはラッキーだったなぁ。私は誰にもやらなかったが家人が会社で貰って帰ってきた宝石箱のようなチョコ三個をそれぞれ食べる。なかなかどれも美味。
この頃また寒く困るのだけど、こたつで新聞を読んでいると大江健三郎魯迅について書いた文が読ませて、やっぱりうまいなぁ。とノーベル賞作家のウソでない力を感じるな。幼い頃に母から渡されて読んだ魯迅の「故郷」に今も郷愁のようなのを感じているのは、共感する。魯迅は日本へ留学生で来日していたし日本語も堪能で、手紙も日本語で書いている。代表作は言うまでもなく『阿Q正伝』で、私は中国の小説は古典以外は殆ど読んでないと思うが、これは例外で強烈なインパクトがあった。当時、読んだ中国人が皆、自分のことだと大騒ぎになったとか。
『阿Q』で思いだすのに、日本で地元の書店で捜していて書店員の女の子に魯迅の『阿Q正伝』ありますか?と聞いたら「?マンガですか」と言われた。今じゃそんなの知らなくて当たり前なのかも知んないね。