久々の雨ふり

nae586252011-02-09

昨夜から一ヶ月ぶりかの雨が降り、やっと乾燥した空気も少ししっとり。またすこし冬もようの寒い朝になるが、これも次第に三寒四温になるのだろう。
ずっと風邪がすっきりせず頭ももひとつボンヤリ気味だったが雨のせいで、すこしすっきりした気分で電車に乗って出かけた。新刊とブックオフを見てウロウロとするが、芥川賞の『苦役列車西村賢太がすごく売れている。朝吹女史の方は山積みで、これは賢太ブームがきそうな感じもあるなぁ。古本がらみで藤澤清造の全集を西村氏が自腹で出版する予定だとか、石川県にある墓に受賞報告にお参りしたり、しかも隣に自分の墓をたてているしファンというより崇拝的なものがある。藤澤清造て名前聞いて、本読んでる人までいるのはそう多くないだろう。世間的には何やってもダメ人間で最後はホームレスのように公園で凍死した私小説の作家。やっぱ自分とダブルものを感じるのだろう。清造は、墓の中でどんな風に思っているのか意外に、くそう俺より売れて有名になりやがる。て嫉妬してそうだ? 師匠てのは超えてこそ本物の弟子とか言うしね。全集出して、墓もあるして死なないでほしい気もなんとなくする。
友人から、そんな時にメールが来る。今度のバレンタインデーにチョコ渡したいから、会って一緒にやろう。とかで思わず「ええ〜!」と声を出していた。ほんまかいなあんさん、若いねぇ。でもひとりでそういうのはするもんでっせ。やれやれ