芥川賞

今日はすこーし寒さがマシな気がした。午後の薄桃色の空を見ていると、春がもうすぐの気がしてくる。日曜は、はじめて道に氷が張っているのを見たが季節は、すこしずつ動いているらしい。
これだけ寒いと、外へ出る気もなくなるし頭の血管がこころなし縮こまるようなイヤな感じもある。やれやれ。そんなので家でコタツに入ってミカンを食べてテレビをみてると、芥川賞直木賞の今年の受賞者が決まって本人方が出ているのを見たが、思わず身を少し乗りだしてみてたのが西村賢太氏の方。自分で中学卒業後はずっと定職についたことがなくフリーターで、私小説しか書けない。父親からお祝いの電話があったか?には父親は問題多く逮捕歴があり・・・受賞作の「苦役列車」も19歳の自分がモデルだとか。
よれよれのネルシャツにズボン、顔のまぶたは腫れて寝不足そうだし、ホームレスみたいな風貌と言えなくもない。もうひとりの朝吹真理子氏は絵にかいたようなフランス文学者系の名門出の方であの翻訳者で有名な朝吹さんは叔母さんだとか、この両極端にたつ二人が同じ芥川賞をダブル受賞なんて絵が生まれるとこがこの賞の大きさだね。
わたしは西村氏の小説が今は読んでみたいぞ。私小説作家つうと赤目のあの方を連想するが、どう思っているのだろう。「新潮」12月号に掲載されたとあるが去年の12月号なら去年ギリギリに出して受賞したのだろか?これは図書館へ久しぶりに行って読んでみようかな。