寒波つよし

nae586252011-01-14

朝起きると外はまだ暗く冬空が寒々しく見えている。今年の一月は、えらいさむく風も冷たい。お陰で外に出る気力がわかないのだ。センター試験も近いのに受験生はかわいそうだな。
前に町田康をテレビ生番組で話されてるのを偶然見たのもあり、ちょいと本を調べてみたらこの方は随分とネコ好きで猫の本を出しているんだね。それも男の大島弓子ばりに度を越したとこもあるみたいで本にある当時だけで13匹飼っている。写真集があり、可愛い猫が沢山うつっている本の最後に、小説「ココア」が載っていた。書き下ろしなのか読んでみると、とにかく町田節とでも言うのか内容は、人と猫が逆転したりとにかく無茶苦茶なんだけど読ませてしまうから、すごいね。
私は町田康つうか初めて読んだのは詩集「供花」で音楽の方は聴いたことなかったけど詩がすごく印象に残り詩集があると知って、大阪の旭屋で見つけた。その頃は、南方熊楠の映画で主役の撮影をしてたが経費不足で中断したままで本人もまだ作家でなく充電中の頃じゃなかったかな。若いしピリピリした感じで異常の一歩手前みたいな魅力があったのだ。小説家になって「くっすん大黒」を大分あとに初めて読んだら、やっぱり無茶苦茶なんだが大事なとこがちゃんと読ませるような純文学なので、へぇすごいなぁ。と才能にびっくりした。おもしろかった。しかし大ファンという訳でもなくそれからは小説もパラと読んでもやめてたが、久しぶりに「ココア」を読んで「くっすん大黒」からかなり年月が経っていると思うが、基本が同じなのに別のところで、うれしい気持になる。変わらないのも強さだよな。
そういえば、某ち○○堂へも今年はじめて行ったが大晦日になんと古ツアさんが神戸に何故か来ていて年越しで元日もメトロを古本ツアーしていたのを上崎書店がらみのリンクで知るが(しかも元日は閉まっていたそう)わざわざ大晦日に東京から古本めぐりに来られ新年を迎えるなんて知らなかった。知っていたところで、そんなややこしい日に出ていけないけど。しかもどうも年中無休、元日営業と調べてメトロへ行かれた様子で残念だっただろな。前の上崎のおじいさんなら開けてたかもしれないけど今は休んでるのかな。神戸でも夏は暑すぎて冬は寒すぎるメトロの地下道へ元日から古本屋にだけ目ざして来ていただいて、本当にすみません。ついでに上にあがればすぐの楠公さん(湊川神社)へ初詣して行かはったらよかったのに。すごく良い感じの神戸らしい神社やったのに〜 また懲りずに今度は普通の日にふらっと寄ってください。