金の斧

朝は寒いなぁ。と思っていたらクリスマス・イブの夜は雪がふりそうにもっと寒い夜になった。昨日まで暖かかったのに、不思議だね。ウチはクリスマスても特に何もしないが、子どもが小さい頃からケーキは食べている。今日も小さな丸のクリスマスケーキを買ったら、トナカイとサンタクロースの飾りの前に金の斧が斜めに置いてあった。チョコだと思って食べようとしたら、チョコ色の作り物で、おもしろいので打出の小槌みたいに斧を振りおろして遊んでたのだ。なにやってんだろ、と言うのも今朝はちょっとやめてくれ〜と思うことがあったから。まぁ我が家はケーキは年に誕生日とクリスマスしか買わない家で、四人家族なので年に5回ケーキを買って食べることになる。たまにだし子どもがカットケーキはいやだと言うので多少、無理してもホールケーキをいつも買うが今日もいつも買うケーキ屋さんで、私の誕生日の六月以来の半年ぶりに多分買いに行ったら、端の方で30代のお母さんと4歳ぐらいの男の子が二人いた。こざっぱりした格好の母親は手にヴィトンの財布を持って何故か400円のクッキーをひとつ買ってたが、私がいつものはげたジーパンとジャンパーで先にケーキを買いお金を払ってると男の子が母親に「どうしてケーキ買わないの?」と聞いている。母親はこわい顔して「買わない」と目の前で言っている。そんなににらまなくたって困るのはこっちだよ。わざわざクリスマス・イヴにケーキ屋で子ども連れてクッキー買わないで欲しい。思わずケーキの袋放りだして帰りたくなった。
そりゃ家で自家製のケーキを焼くのかもしんないが、私は一日うんざりした気持になったし、金の作り物の斧を振りまわすマネなぞしていたし。来年はスーパーで予約でもして積み上げた箱持って帰ろうかなぁ。私のせいじゃないかんねー