チャリングクロス

今日はおもしろい本と映画つながりがあった。秋に善行堂へ行った時になんとなく買った文庫『チャリングクロス街84番地』へレーン・ハンフ 訳・江藤淳を帰りの電車で読んでしまったが、実話のアメリカに住む独身の貧乏な脚本家へレーンが偶然みた新聞広告でイギリスの古書店に古書(安くてきれいな)を欲しいのがあるか尋ねる手紙を出し、その返事をフランクが本と共に出す往復書簡集の本。まぁ全然内容を知らずに初めて読んだし、なんというか本好きは大抵好きな本じゃないだろか。それも古書店だし。
その映画DVDを今日は思わず手に入れることができた。実は映画があることを知らなかった。1956年に本の出版の二年後に作られていて、当時は大好評だったらしい。しかし映画が、とてもよかった。原作に忠実で、へレーン女史が良い味があるしイギリスのチャリングクロス街にある古書店(実在していた)もイギリスぽい感じがする。最後の語りかけるような場面は泣ける。名作だと思うな。この映画を見る人の8割は、イギリスへ行きたくなるだろう。私は25年前の当地へ行ってみたい。出てきた本は、ほとんどわからないけど、『鯨の中に』ジョージ・オーエルなんて今読めるのかわからないが現物をみてみたいね。