パン屋再襲撃

しかし今日は映画の日でした。1日は世間がそうだけど私は10日なのだ。前からチェックしていたケーブルTVで日本映画専門Cに村上春樹原作映画未公開作品も全部放送する。午後6時から延々と続き、「パン屋襲撃」「100%の女の子」から「風の歌を聴け」最後に「トニー滝谷」 その後に「ノルウェイの森」メーキングがある。今までCTVにしてから初めて役に立った気がするよ、ほんとにね。
しかし期待すると裏切られるのは世の常である。「パン屋襲撃」1982年 山川直人監督これが、まずひどい。どっかの大学の映研の作品かと思うのでいきなり崩れそうなった。二番目の「100パーセントの女の子」は全く期待しなかったが、同じ監督と思えないほど良くできていたし、写真がとてもきれいでおそらく前作とカメラマンが別なんだろう。外国で賞もとったとか。女性に室井滋が出ている。後でわかったけど、監督も役者も早稲田大学出身。
その後が「風の歌を聴け」1981年大森一樹監督 この映画は上映時に神戸の阪急会館でみたので二回目。でも冒頭のシーンとか、かなり忘れていた。或る面つうかほとんど私の故郷映画だった。今はない海辺やなつかし過ぎる場所だらけ。大森監督も大学時代から映研で映画を作っていた(多分)ATGくさい自主制作映画の雰囲気があり、三作とも同じにおいがする。大森監督は芦屋の中学が同じでつまり出身が一緒。村上春樹とつながりがある人が映画化のOKをもらっているのだな。しかし、この後は「トニー滝谷」2004年を例外にして、ずっと映画化を拒否し続けてきたのは、やっぱ映画をみて不満があったんだろう。
ノルウェイの森」は今までと違い、バックも大きいし豪華なメンツでお金も掛かっているし、興行も成功するだろう。監督はベトナム人(フランス籍)でアジア人の感じの良い人。村上さんはもう映画をみたのかなぁー 意外に東京の目立たない映画館でこそっと見てたりしそうな気がする。私も見に行くよ。初日はいかないけど。そのうち