久坂葉子と富士正晴

ええとお知らせひとつ。
久坂葉子富士正晴」 富士正晴記念館特別講演会 講師 久坂部羊
2010年10月30日(土)午後2時〜4時
場所 茨木市立中央図書館2階多目的室
 電話 072-627-4129
 富士正晴の研究者であり古本の先輩でもあり「CABIN」の発行者である中尾務さんが、現在は富士正晴記念館の館長です。おハガキをいただきました。興味深い講演ですね。
 富士正晴久坂葉子は師弟関係で私は六甲の口笛文庫で『贋・久坂葉子伝』を買ったけど、あとでああ六甲かぁ。と思った。久坂葉子は神戸の六甲に住んでいて書いた小説より、どちらかと言うと生まれや奔放な生き方が目立っている人みたいだった。財閥の祖父を持ちお金持ちで家柄の良いお嬢さんで絵や文章が上手く縛られるのが嫌いだった。(一般的な見方で)「VIKING」(文芸同人誌)に参加してから文章をまとめて小説を発表して一度、芥川賞候補になっている。富士正晴の方が私は好きだね〜
偶然に今はアズマから店を移転したMAKOの前の店主さんがずっと久坂葉子研究会を店でされていたそう。研究会発行の冊子が最近のも入れて4号まで出ているが、神戸の利で殆ど読んでいる。戦時中でなく、今生まれていたらもっと自由に死なずに生きていたかも知れない。
今日は雨がパラつく中を車で大量の本を某所に運んで、出して並べていた。これに二週間は掛かったな、今月はまったく蔵書の蔵ざらえみたいな月だよ。とほほ。