冬のかたみに

朝はやや曇りで午後から雨がパラつく日曜に夏中どこにも古本めぐりできなかったのもあり武庫川へ行く。もちろん行き先は街の草で昼過ぎに店の前につくと加納さんが外に出している椅子でお弁当を食べておられ「至福の時」と笑って言われる。腰が痛いことを知っていて、いろいろ助言を受けるがまず痩せるのが大事と、ほんとに重みのせいもあるんだよねー
ここで立原正秋「冬のかたみに」と文庫を買い、またアルハンブラでコーヒーをご馳走してもらった。芦屋で古本市があることなど出店のことやら言われたが今はちとしんどいなぁ。少し考えることにして雨が降りそうな空の下、武庫川の水面を眺めて、屋台でたこ焼きを買い帰る。立原「冬のかたみに」は初めて読んだけど興味深いものあり、韓国併合時に李王朝の末えいの両班の祖父を持ち日本人の家の母方に父の自決後に引き取られ戦後は日本に住みながら思いだす安東の寺で教えられた日々など読んでいて手が止まらなかった。
連休は思うように動けずに終わってしまう。古本の箱はなんとかメドがつきそうになってきた。ああめんどくさ。