本歩1号

nae586252010-04-23

朝早くから支度をして出かける用意。何故かいろいろな招待券を頂くことがあり今日は京都の南座である公演のを券があり、いつも前から見ているだけの歌舞伎で有名なこの劇場へまぁ一度ぐらい入ってみる機会だと思い京都へ朝から出かけていく。いつもと路線をかえて、やはりカードがあるので阪急電車に乗ったらいつもの倍は時間が掛かる。河原町から南座のある川端に着くと開始の10分前。
劇は松竹系の喜劇風に明治の名娘義太夫、呂昇を藤山直美が演じているものだが、期待せずに行ったが充分楽しませてくれた。娘義太夫とは、文楽人形浄瑠璃の語りと三味線をする方の女性芸人で、大正後期ぐらいまで人気があった。女の方は人形はなく文楽に比べると芸術性は低くみられていたらしい。呂昇の浄瑠璃語りは、かなりすごかったらしく幕中に少しテープで流れている。新喜劇は松竹は見たことなかったが、笑いあり涙ありもので終わると、これが芝居をみに行くて感じなんだろなと思ったな。南座は初めは明治に建てられた古い劇場で、中は桟敷席ありの昔なつかしいような造り、始まってすぐ遅れて芸妓さん二人がスッとした着物をきれいに着こなして入ってきたのもらしいね。買うとかなり高い料金なのも隣のおばさんが教えてくれる。芝居がハネてから、賀茂川を渡り少し歩いた。いつもの本屋へは都合が合わず行けなかったが、京都へ来るといつもなんだかウキウキする。歩いているとジュンク堂があり、ここで初めて「1Q84」book3を見つける。これかぁと手にとって少し読む。しかし村上春樹は、つかみがうまいな。思わずそのまま買いたくなるよ。1も2もまだ読んでいないのに。
思わぬ見つけモノもあったのは、うれしかった。大阪屋発行のフリーペーパー「本歩」1号は、本歩読者大賞発表号。出たばっかりだから知らないわけだ。大賞をとった人の文は、すごくおもしろくて良かった。こんなこと書いてしまっていいのだろかと思うけど、それを書いてしまうのが若さかな。きっと良い書店員になるだろうな。がんばってね。