電子書籍が本屋をつぶす?

時勢にうといし神戸の地方都市にひっそり住んでいる(?)私にも某方面で過熱している本屋がなくなる、本が売れないの元凶のように憎まれているらしい電子書籍、Ipadのことが、ようやくわかってきた。「週刊現代」の無記名の記事、本屋がなくなる!も全部読んだし。アイパッドがどうなものなんかもテレビで見て、わかった。
しかしこんな電子ブックが出ることは、時間の問題なのはわかってるし出てすぐ買うのは、大騒ぎしてる方達が争って買いそうな気もするな。薄い板一枚で雑誌や本がつるつると読めんだから、忙しい出版関係の人がバッグに一枚入れてそうな気がするし、ファッションやテレビ関係の人等業界受けがいかにもしそう。
普通に見ていてもCDがパソコンで音楽ダウンロードできて買わずにコピーできてから売上が減ってるし、映画はレンタルDVDで見れるようなって映画館の入場者数は減り続け、本だって電子化された板で好きな本を購入して読めるようなって本が売れなくなるのは、まぁ当たり前と言えばそうなのだ。書籍だけはアメリカでは普通になってるのを日本の業界人が必死にさせないようにしていたのだろう。これ以上、本離れが起きてますます本が売れなくなったら出版社や書店まで崩壊だと危機感をつのらせているのだ。でもなんか根本のとこで間違ってるよーな気がするなぁ。若い人だけが本を買わないわけじゃない、年寄りも買わない新聞も購読しないパソコンでニュースはわかるからなんとか言う人は多いもの。おかしな意見かも知らないけど、新聞とらない人は本を買わない(或いは少ない)人が多そうな気がする。ウチだって新聞代は払うのは、はっきり言ってしんどいが紙の印刷されたニュースペーパーが毎朝届き、毎日読んでいる楽しみは4000円弱のお金をケチッて無くすのは嫌だな。それなら化粧品買わずにいる方が良い(しないけど)そういうことじゃないのだろか、紙に印刷された文字を読むのが好きな人てのは、やかましく騒いでいる業者よりずっと普通の人にいるんだよ。板一枚にこわがってる連中の方が出たらすぐ買いに走るだろう。
私は多分買わない。面白そうだけどねアイパッドは。はっはっは
今日は先週、六甲道の古本市場で100円で買った『東京湾景吉田修一を深夜まで読んでいた。途中から、ずんずん読んで止まらなくなる。これが純文学だなぁと思うのを久しぶりに読んだ。