雨の京都

nae586252010-02-26

金曜は一日雨の日、暖かな雨が降りそぼる。今日はしかし約束しているので京都へ行ってきた。
「雨の日はミステリーの勉強でもしよう」てな気分で、いつもなら雨降りの日に外出しないし遠出などもしないんだけど、そんな訳にもいかない。不精なので傘をさして歩くのが億劫になるんだね。本めぐり用の大きめのショルダーバッグに防水のウィンドブレーカーーを着て、ナイキの運動靴。それに外がよく見えるビニール傘を持って、京都まで電車に乗り地下鉄を乗りついで河原町を歩く。晴れてたら、行きたいところもあったんだけど雨なのでやめる。堺町通を曲がりとぼとぼと歩くと、珍しく迷わずイノダコーヒ店につく。これがもうひとつの目的だからと、中に入り落ち着いた店内でアラビアの真珠の名のついたブレンドコーヒーを飲む。やっぱおいしい。生憎とJ.J氏の本を出して読むことはしなかったけど老舗の良さみたいなのがあるね。30分ほど休憩して元気が出てきたので、出る時にコーヒー豆も予定通り買っていく。アラビアの真珠は100g460円。思うより高くないね。
ひとつ書店に寄って本を見ていると二時半になり、寺町二条の三月書房へ。しばらくして宍戸恭一さんが時間びったりに来られ、今年はじめてあいさつする。私の本が二冊とも売れているので納品して精算してもらう。新年からめでたいことだ。ここで気になる私家版誌「サワダオサム初期作品集」を買った。こんな本、三月書房しかない。あいかわらずすごい棚だな。
宍戸さんと近所の喫茶店で、コーヒーを飲みながらあれこれお話する。宍戸さんは映画監督の川瀬さん(奈良の女性の人)と親しく、その企画したライブに行かれたそうだ。善行堂へも行ったよ。とかだった。少し気になったのは、宍戸さんは湯川さんと長年の友で、湯川書房の本もよく売っているが今度のギャラリの企画も前の出した目録のある冊子も全く知らなかったこと。もしかしたら他にも親しい人でも同じような人がおられるのではないのかな。とも思った。大吉の主人も湯川さんととても親しかったな。そんなの企画された人は知ってはるのか、話していて何か私が失礼な気持になった。そんなの湯川さんがあの世で失礼なこっちゃ。と一番思ってるのではないのかな。
二人で寺町のアーケードを歩いて錦の前で、別れる。宍戸さんと親しくしていなかったらこうして京都へずっと通うこともなかったかもしんない。