ちくまと金

nae586252010-02-04

二月になって随分と寒い。少し小春日和のあったかい日のあとなので、寒さが答えるのだ。こたつに入ってぼんやり窓から晴れた冬の青空を眺めていると、知らぬ間にウトウト。これが気持が良い。冬のこんな過ごし方は少しぜい沢な気分になるな。
月末から、さんちか古本市がやっているので今年始めて古本市へ出かけた。初日だったのでお客さんも多いが、何故かぐるぐると何回りもして本を見ていても手が伸びない。『フーテン』の??が初版で並んでいたのが欲しかったが、やや高めで置いておいたら後で無くなっている。無いとしまったと思うんだなぁこれが。中を少し手にとって読んだけど、手塚治虫の絵と似ているものがある、内容は全然違うんだけど影響を受けたのがわかるよう。結局、お茶濁しみたいに『単純な生活』阿部昭だけ買った。口笛文庫さんが本を見てるところへ来て少し話す。今年はまだ行ってないなぁ。
元町まで歩いて、新刊書店で「ちくま」をゲットできた。今年は読む人の絵の表紙で裏の林哲夫さんの「ふるほんのほこり」もすぐに読む。受贈書や読んだ本も増えるとおき場所だけでも困るし売れるならそうする方が誰かがまた読むし良いだろう。しかしおかしなもんで親しい古本屋さんには売りにくのだな。モノを売ってお金を貰うのは全然知らない人や店の方が私は売りやすい。先日大量のマンガ本を某ブ店へ車で運んで売ったら一冊30円平均だった。安いだろと思ったけど家に持って帰る気力もないしサインしてお金を貰い、その後家族が10冊ぐらい本を買いやがって差し引き3000円ぐらいになったのだ。
そう思えば、別のモノだがやはり近所の喫茶店で金が今かなり高い値で売れる話をしていて、金なら古いのでもちぎれたネックレスとかでもグラムで買う店が増えてるとか。すごいので金一グラム1700円だそうで、それなら家にも入らなくなった指輪だのあったのを思い出して捜してみると、押入れの墨の物入れに昔きちんと直しているのがゾロゾロと箱入りで出てきた。それを料理用の計りで計ると、13グラムある。ふーん、金はカネなりだ。これこそ・・・