京都・湯川書房跡

nae586252009-11-27

朝から爽やかな秋晴れ、紅葉も色づいて京都は今が紅葉狩の季節だった。
しかし今日は観光じゃなく、今年最後に三月書房の宍戸恭一さんに会う。約半年ぶりで、今年88歳の米寿を迎えられたと言われてるがとにかくお若い。話も若い彼女の話からあれこれ面白く、二人で歩いて有名な旅館俵屋(写真)のある麩やまち通を案内してもらった。京都は裏道も面白い店が多く、イギリス式の喫茶店へ行こうといってみるけど今日は休みだった。
寺町へ行く前に、湯川書房のあった場所へも行ってみたが今は喫茶店珈琲直という店になっていた。11月16日付けの京都新聞湯川成一の仕事を没後一年余りを経て再評価されている記事を宍戸さんから本紙でいただく。宍戸さんにも取材があったとか。まず写真にある湯川書房の本が素晴らしい。どうしても本に一番に目がいってしまい、この本は誰のだろう?と思うのが我ながら悲しい。この記事は欲しかったしうれしいプレゼントだった。宍戸さんの湯川さんと初めて会った話も興味深いし、やっぱり三月書房にはかって文化の拠点になっていろいろな文人が集まっていたんだなぁ。と思う。今までも貴重なお話は沢山聞いたけど覚えている間に、できるだけ自分なりにメモをとるように記録しとこうかとコーヒーを飲みながら思った。
湯川書房跡の路地の入口には、大きなキリスト教の聖堂があるが今日は初めて中に入ってみたら、カソリックの十字架にかけられたキリストとザビエルの絵がステンドグラスに描かれ、誰もいない聖堂の中でひとり見ていた。教会は、何故か結婚式をしたり、子どもの幼稚園が教会がしていて礼拝があったり無宗教だけど親しみがある場所。誰でもいつでも拒まずのようなのが入りやすく、ひとときの足の疲れをとる場所にさせてもらったのだ。
ついでに以前6年前の冬に三月書房へ行った時の日記があったので貼っておきます。http://www.geocities.jp/nmzdrysk/nae/nae8.htm
しかし6年で変わったのは足が弱くなったこと。歩けないとあきまへんほんま。