ののちゃん

nae586252009-11-21

朝、いつものように朝日新聞のマンガを読んでびっくり。いしいひさいちの連載漫画が今日で全部終わり、休載する。ええっうそぉ〜と思わず声を出していた。
つい昨日も「バイトくん」を読んでたのだ。病気らしいが、どうかこのまま終わらずに又、再開していただきたいです。
いしいひさいち氏は、よく知られてるだろけど「バイトくん」を関西大学時代に某アルバイト情報誌に出したのが最初で、当時そのバイト誌を時どき買っていたので読んだ記憶がある。マンガでは東淀川大学の名で、かなりなアホ学生の溜まり場みたいに描かれてたり就職面接に行くと大学名を言うだけで断られたりする。仲野荘という三畳一間の学生アパートに6回生や13回生なんてボロ学生がどよんと住んでいる貧乏学生を4コママンガにしたので、私はこのマンガが好きなのだ。『男おいどん』と似てるようで、また違う。おいどんは大学生じゃないし東京のアパートに住んでいる。下宿のおばあさんはどちらも似てるけど。
いしいひさいちの洞察力と皮肉はちょっと常軌を逸していると言っていい。余りにもすごくて的にされた人は、殆ど怒る。田渕も怒っていた。
「バイトくん大阪百円生活」には、神戸の古本屋が出てくるのだが春日野道にある勉強堂がチラと出てくる話は、まったくすごいとしか言いようがない。また当たってんだからねぇ。まぁ言われたくない恥部をさがしだしてマンガにすると天才だろうね。
ののちゃん」には、バイトくんの子ども時代になる菊池くんや同じ人物が多数出てくる。あちこちに広岡先生やナベツネ風のいやらしいおじんが出てくるのもスカッと笑えておもしろいのだ。
しばらく新聞読む楽しみが減った。