あたなより貧乏なのは

ビンボな話は読んでも聞いても、何故か楽しい。そりゃ悲惨なのは知りたくないけど、ビンボだけど家族仲良い家てのは実際にあるものね。金持の話なんか聞きたくもない。
そんなので今日は海文堂の古本市へ行った時に、最後の一冊の『あなたより貧乏な人』岡崎武志メディアファクトリー)を買った。これ、意外なほど面白い。岡崎さんの視点と妙にかぶるとこが多く、そうそう。と思うところが多い。吉永小百合の主演映画「キューポラのある街」でパチンコ屋で一緒にアルバイトしていた北朝鮮に帰る少女との会話、あれすごく覚えている。すごく可憐で可愛い子だった。やっぱ同年代、私等が子どもの頃は日本全国ビンボーだったけど、今より楽しいことや自然のきれいさもずっとあった気がするね。
二階の古本市会場でもあれこれ見て一冊だけ買う。もっとこれから歩きまわりたいとこだけど、実は二日前に頭痛が余りにひどいし耳鳴りもするし仕方がないので小さな病院へ行ったら血圧が随分高い、特に下が100以上もありちょっとくらっとなる。急に動きまわったり興奮するのはよくない。塩分も控えめにしないとだし、ぐったりして寝ていた。脳腫瘍でなく、これじゃ脳溢血なるかも・・・冗談じゃないトホホである。血圧てのは一度高くなると低くなりにくいのだ。わかってたけど中年の成人病仲間入りだなぁ。
 そんなコトを並べるとビンボネタはつきないんだよね。岡崎さんは真性の糖尿じゃ(以下自粛)他にも肝臓のγ数字比べだの、プリン同好会とか、血糖仲間だの幾らでもある(らしい)なのに、皆さん酒をやめれない。どころかすごく酒飲みが多い。飲まなきゃやってられるかよ。と飲んでしまうのだろうね。