鉄人28号

nae586252009-10-04

あっと言う間に10月も過ぎてしまうなぁ。
土曜の夜やっと某原稿を書き始め、日曜の朝にもう一度ファイルを出して朝の暗い部屋でひとりパソコンに向かいなんとかできる。時間がないので見直してからメール送信すると、一日の仕事が終わったみたいにどっと疲れた。
しかし今日はミーハー心もあり、神戸の新長田駅前にできた大きな鉄人28号のなんでも原寸大だとかの像を見にいこうと話してたので、昼頃にのそのそと動きだし車で長田へ。久しぶりの快晴で、ドライブ気分で大変気持良い日になった。
約一時間ほどで目的地に到着、駐車場もショッピングセンターの巨大なのがあり満車寸前ながらなんとか駐車した。多分、普段はこんなに賑わいはないだろなと思う長田駅前はすごい人で、皆、鉄人28号を見に来ている人たち。家族連れも多く老若男女たのしそうに広場に集まっては写真をとっていた。神戸人は新しもん好きで、私もそうなんだけどね。
鉄人28号は力強く空にこぶしをかざして「イェーイ!」と言ってるみたいだった。なかなか立派でよくできている。すぐ隣の大丸で鉄人展なるのをしているので入ってみたら、映画のポスターや当時発売されていたグッズを残り物みたいに販売している。これがやけに高く、あとで警備員のおじさんが「集団万引きがおる」と同僚に言ってるのが聞こえる。展示もそうだけど人が多く、万引きされやすいと思ったし、マニアには欲しそうなのも普通にバラバラ置いてあるからね。困ったもん。
「鉄人28号」はここで知ったにわか知識を出すと、昭和38年から40年までテレビ放送された連続アニメで人気が出た、横山光輝のマンガ作品。最初は雑誌「少年」に連載していた。神戸のご当地、長田区出身。鉄人展では当時のマンガも展示されている。長田区はなんつうか町工場が多く、庶民の町で震災前は下町ぽいやたら商店街に喫茶店が多い町だったけど、震災で火事で一帯は火の海になり一時は更地だらけだったのはニュースでも全国的に知られている。私の住んでいる東灘は火事は余りなかった。商店街はまたきれいにできているけど、前の小さな店が肩を寄せあうように並んでいるのはなくなり、大きなビルの中に入っている。下町風情の良さは、きれいなビルの中からは出てきにくいだろな。とか歩いていて思ったけど、更地からの復興はこうするしかなかったのかも。すっかり変わった故郷で横山氏はどんな気持で、鉄人を見てるんだろう。