ポストライムの舟

nae586252009-07-01

あっと言うまに上半期終了。予想通り雨続きで、夕方は結構ひどい雨が降った。
その雨に濡れてクーラーで冷えたりが続いて、体調が月末から悪くおまけに忙しくてひどい状態だったな。この夏バテと梅雨いい加減飽きてきたよ。新しいシフト表が来て、仕事がまた増えたのを知る。今年は、夏をどう乗り切るかが仕事が続くかだろう。今のところ休みなし、皆勤無遅刻だ。行きだすとマジメなんだよね。
今頃だが前期芥川賞受賞作『ポストライムの舟』津村記久子「文藝春秋」3月号をブックオフで買って読んだ。約半年遅れだが、一応毎年受賞作は読んでいる。工場で契約社員で働いている30代の独身女性が社内の世界一周のポスターを見て、行く為にお金を貯めるのに身を粉にしたようにかけもちで仕事をするが、離婚前の友人が子どもと家にやって来たり、働きすぎで風邪をこじらせて倒れて休んだりなかなか目標額にいかない。で、最後は思わぬ・・・とにかく出てくるのがどよんとした30代独身か離婚した女性が多い。男性は添物程度で恋愛の話もなしつうか恋愛していない。ちょっとこのままだとなぁ。と言う物足りなさがある。男運が今まで悪かったのか自分が魅力ないのか、この年だともちょっと若さとか恋愛の楽しさとかあるだろにね。上手いとは思ったが、本は買わないだろう。でも芥川賞は新人賞になったのはいつ頃からか、吉行や安岡などの本物の作家が純文学でどしどし出たのが、はるか前のことになってしまった。