1Q84

今日は、からっと晴れてさわやかな日になった。何故か、「ティファニーで朝食を」のニューヨークの朝の街を思う。て、一度も行ったことないのにね。映画の中の街と今のずっとアメドラ「HEROES」に出てくるニューヨークの街は、当たり前だが変わっている。30階の屋上から眺める街やダウンタウンは、ティファニーの頃よりも殺伐とした感じがするな。でも、そんなこと言っても東京だって30年前と今は、すごく変わってるし都会のすごみも増しているだろう。
去年、新宿の伊勢丹の前でバスを降りて週末の紀伊國屋の前で「うわっ」と余りのすごい都会に居場所がなかったし。なんとなくだが、東京とニューヨークは似てる気がする。
新宿で、夕食に「とんかつ」を食べた。東京は豚肉がうまい。と『ノルウェイの森』の中で管理人のおじさんが言うとこがあるが、他でも同じようなことを読んだことがあるから、そうなんかな。私は地下の名前も忘れた、とんかつ専門店で食べたけど、普通のとんかつだった。まぁよく知っている人に、うまい店に連れて行ってもらえば、もっとうまいんだろと思う。よく神戸はステーキがうまい。と有名だが、他所から観光できた人が三宮の地下の食堂街で知らずに入ってステーキを食べたら、普通のだった。てことと同じで、やっぱりおいしいステーキを安く食べれる店は地元の人が知っているもんだ。教えないけどね。
村上春樹1Q84』がbk1で売上1位とメルマガがきたので、えっまだ出てないんじゃぁと思い、読んでみたら予約だけで1位なのだ。長いので二冊になっている。しかし、すごいね予約だけですよ。私は、正直に告白すると新刊で出てすぐに買ったハルキ本はこの10年はまるでありません。『ノルウェイの森』のバカ売れした時でも買わなかった。丁度、二人目の子どもがお腹にいる時で少し具合が悪くなり入院中に、家人が会社の図書室で借りて病院に持ってきた(ここだけの話)のをベッドで寝ながらずっと読んだので、すごく思いだすものがある。デパートの雨の屋上で僕と緑が抱き合うところでは泣いたなぁ。丁度、そこに看護士さんが夜中の見回りに来て懐中電灯で照らされ、「だいじょうぶ?」と心配されはずかしかった。本読んで、泣いてましたて言えないしね。
ダンス・ダンス・ダンス』も『海辺のカフカ』や『ロング・グッドバイ』翻訳本も古本で買った。新刊が売れるつうことは古本で出るのも多いということで、ゆっくりブックオフに出てから、じっくり読むのが続いているワケ。ファンなら新刊で買うもんだ。と、すぐ読みたいだろと言われるとしても当然ですが。
理由はあるが、ようするに急がないしお金がないので新刊で買わなくても、絶対古本で回るのがわかっているから良いか。と思う。てっとり早く言えば、ケチなんだろか(苦笑)しかし今も夏の前からハルキ本は毎年読みかえす本がある、私の本棚には殆ど古本で買ったハルキ本がずらっと揃っていて、毎年それを読みかえしている。そんな作家は、ひとりしかいない。
その『ノルウェイの森』の映画が、ようやく動きだしたとか。来年秋公開で、僕を松山ケンイチ、直子を菊池凛子がする。松ケンは、今一番の若手俳優で好きなので大いに楽しみですね。小雪じゃ年上すぎて直子は無理か(ああしょうもない)これはツタヤ待ちでなく、映画館にいきそう。