猫ミス

nae586252009-03-27

なんだか寒いですねぇ、春が来たなぁとダウンジャケットなんか着てらんねぇぜと箪笥にしまったら寒くてまた防寒ジャンパーを出して着ている。カゼひいたらつまんないしぃ。こんな時期は、カゼひく人が多くなるのですよ、気をつけてくださいませ。見かけじゃないよ体が大事。
このところ神経的に月末が近くなると共にしんどくなるんだが、えいやっと古本屋に行くことに決めて、ふらふらと電車に乗って出ていった。もう午後も夕方で冬のような澄んだ空に早い夕映えが薄桃色に染まりはじめているのを見ていた。もともと放浪癖症なところがあり、ストレスがたまるとふらっと出て行く方だが、狭い家や壁の中にばかりいると外に出てこうして季節を感じるのは大事なものだす。桜は、この寒さで咲くのをひっこめて二部咲きてところ。
いつもの元町で降りて東口のラテン系の路上ライブの音楽を聞きながら信号を渡り某古書店へ、今年はまだ二度目だがなんてことない顔をして入ると店主がひとりでパソコンをしていた。いきなり「ミロ展」の券を出してくれたので、お礼を言って貰う。ここで湯気新聞6号牛乳小鍋号を一部とる。きちんと発行して紙面も増えているし地道に頑張ってるなぁと、我をかえりみてうなだれる(少しウソ)不思議なのは、これだけ作って経費がかかるだろにどうしてるんだろか?時どき、また何か作らないんですかと言われるけど正直お金が無い。特にこの一年ほどはひどい状態で、遠出もできないし先立つものが少しは余裕がないと古本めぐりも行けない。それを無視してやると破産だもんなぁ。
ここの店もかなりしんどそうだが、前来た時よりかなり本がおもしろくなっていてすごく良い感じの棚だな。よく売れない店はいつ行っても本が同じで余計行かなくなる悪循環があるもんだけど、ここは動いている。なんのかの話しながら30分もいてしまう。『猫のミステリー』とちくま全集を買ったら、名古屋の古書目録「百城」をおまけにくれた。もらってばっかり。ここの店主は口は悪いけど悪い人じゃない、少なくともお金のためにやらしいことはしない分まともだろうな。今の世の中、まともな方がおかしい時代なんかもね。
ミロ展はもう遅いので今度にして、いつもの喫茶店でコーヒーを飲み休憩した。ここは神戸新聞があるので読むんだが、前の日曜に村上春樹をおっかけた共同通信記者の連載がありどちらかと言うと文よりも写真が、えっと思うのがある(失礼)これも33歳のインタビューした時の写真を見て、しみじみ見ていた。若いなぁ。