風に吹かれて

nae586252009-03-07

3月はじめの土曜日は、さわやかな晴天。確定申告やら、わずらわしい事は多い月だけど今日は大阪堀江の、ちょうちょぼっこの「にのにのいち」3度目へ行った。私事なれど今日は、とても出かけにくかったんだが家人に前日に出かけるかんね。と一応承諾をとり、お昼前に家を出る。普通なら梅田から地下鉄で一時間以内で十分行けるのに、やっぱり四ツ橋駅を地上に出て迷う。大阪ってほんと出口ひとつ違うだけで、さっぱりどこに居るのかわかりまへん。それでもなんとか捜して、鳥カゴビルヂングに辿りつく。
4階まで上がり中に入ると、結構お客さんがたくさんで入れ替わりも多い。200円本を200冊一人出す古本の日で、カウンタで挨拶するとブックオン中島さんが座って珈琲を飲んでいて、ちょっとあいさつの積もりが思わず最近起こった中島さんにしたら大変な近況を聞いたり、なんつうか現実の出版界の一部をかいま見るような話に、思わず話しこむ。なんとかうまく行くと良いのにね。
やっと座り込んでた腰をあげ、本棚を見てまわりパッと手に取ったのが『風に吹かれて』のサノシゲ装丁本だった。一時、これを見つけるのが話題になり私も「ブ」では五木寛之のとこを必ず見てたんだが未だに手に入れられなかった一冊だったのでうれしい。他にも好きなのを選び4冊買う。なかなか良いのが多いしお買い得感がある。帰りに階段で、マスク姿の林哲夫さんとバッタリ。早速、『風に吹かれて』を見せてうれしがる。神戸方面の話を少ししてまた、Fおかさんの酒好きの話をふられたな。あのおっさん、相当酒飲み男らしいねぇ。殆どアル中=みたいな言われ方に聞こえるな。まぁそうかもだし・・・
大阪に出てきたのに、もっとうろうろしたいんだけど時間がない。阪神デパートで福砂屋のカステラを久しぶりに買って神戸に帰る。でも楽しかった、無理して出ていってよかった。真治さんに会えなかったのは、少し残念。
夜、テレビで「白洲次郎」をみた。戦中の敗戦色濃い中に正子と鶴川村疎開し米を作るところから、この茅葺の家は町田市にあり今も遺族が保存してるらしい。普通だと現代建築に建替えするのを農家のままで置いとくのが白洲家らしいね。話は全部知ってるしまぁええとこ取りみたいな感はあるが、とにかく次郎役の伊勢谷が本人と似て(以上かな)カッコ良い。あんだけよく似るもんだとテレビの力を或る面で感じるなぁ。英語もうまいし。正子役は中谷美紀青山二郎河上徹太郎に頼んで会うシーンがあった。とにかくドラマ中、やたらタバコを吸う。