口笛文庫

nae586252009-01-12

朝は一番の寒い日、まだ晴れているので家の中にいると寒さをそれ程感じない。あちこちで雪のニュースを見る。
はやく行こうと思いながら遅れていた、六甲の口笛文庫へ行った。去年末に改装して店舗を倍に広げきれいになっている。前は店の中一杯に積み上げられてパンパンだった本が、ややゆったり目になりすっきりしている。窓がうまく切られ陽が入ってきて昼は明るい。オープン祝いに、好きなカステラを持って入ると尾内さん生憎と、さんちかの目録作りに組合へ行ってて留守だった。奥さんに声をかけられあいさつ。
ゆっくり店の中を見て回る間もお客さんが出たり入ったり、北奥の棚が好きな本がそろっていてじっくり読んでしまう。『贋久坂葉子伝』富士正晴(冬樹社・初)を買う。少し前に北村君が来ていたとか、今はなんでも某書店で正社員になりすごく忙しいらしいが相変わらずで元気そうだと聞く。それは何より、まぁ落ち着いたらまたマイペースな日記も読みたいものだけど、若手で有望の古本ライター候補なのにね。書店員なった日記でも良いんじゃないのかなぁ。
口笛のあと坂をぶらぶらと歩いて、六甲道の駅近くのカフェでアップルパイとミルクティで休憩して帰る。ネットのbk1からメールで書評が掲載(選ばれた)されたと知らせがある。おお書評代が出て本が買えるな。すごい数の中から選ばれたらしいし新年からうれしい。http://www.bk1.jp/review/0000471323
●写真 口笛文庫の本棚