師走の声

あっと言う間に12月になっている。今年は温暖化のせいなのか、冬じゃない暖かさだが暗くなるのだけは早く、夕方六時で空に新月と星がきれいに浮かんでいた。
家は回りがマンションだらけで余り眺めは良くないけど、星と月が家から眺められるのは救いがあるなぁ。この数日の空はとても澄んでいて、きれいだ。
ちと今までより支払いが早くなるのがあり、なんで今月から急に早くなるんだと金策に頭を少し抱える気分。これも金融不安の末端への影響なのだろうか?悩んでもどうしようもないので少ない貯えから、とりあえず出すしかないなぁ。どうも会社側がとにかく多めにお金を集めようとしていると思える。ふざけた都合だよ。
月初めなので出かけて、決まった書店で「本」と「波」とフリぺを二枚ゲットした。ついでに山崎ナオコーラの著書リストを出してもらう。文庫は『人のセックスを〜』だけで他は単行本。今年30歳なんだ、若くて美人でイメージが少し違ったので、後で『嫌われ松子の一生』と勘違いしてたのだった。すんません。
ここで奥のやや秘密めいた所に濃い本ばかり集めた台があり、『おやじがき』内澤旬子(にんげん出版)があった。手にとって中をおそるおそる見て余りのおかしさに声を出して笑うのを抑えるのが辛いほど、おもしろい。恐いものが無いすごさとでも言うのかなぁ、すごい人だと思う。電車の中のおやじの絵もあり、ふっと『読む人』を連想した。店長に教えたい一枚があったが又怒られそうなのでやめておく。師走のウツな気分がスカッとなる本だよ、これは。