魯山人の器を見る

nae586252008-11-28

師走の声もすぐそこ。気持良い涼しさで、動きやすいね。今週は毎日なんかしら動いているが、今日は京都へ納品に。前に三月書房で私の本が売れていると言われ、宍戸さんに持ってくるよう言われていた。宍戸恭一さんは、もう店に出ていないので初めて息子さんと伝票を出して本の納品をした。ほんの日記に、ほんの手帖を挟み込んだ。もう今年は今日が最後ですと挨拶して、デコイでコーヒーをごちそうしていただく。
京都では、もひとつ見たいところがあり八坂神社前に魯山人の器を集めた店があると聞いていたので祇園へ歩く。それが例によってわからず祇園さんにお参りすると丁度結婚式をしていた。そうか今日は大安だ。うろうろして諦めて三条へ行く道に画廊があり、そこで魯山人の常設展をしていたので入る。地下の一室にゆったり展示されてあり、備前土花入など手に触れそうな近くで見てまわった。一番好きな志埜焼がなかったのが残念だな。結局、お昼を食べそこね又もや錦でおにぎりを買って食べる。ひとりで、三鴎亭ですきやき食べるのもなんだしね。いつも前は通るのだけど、肉のええ匂いがしてるのだ。
帰る直前の京都駅地下の、くまざわ書店で『人のセックスを笑うな』(河出文庫)を買った。三月書房では『劇作家三好十郎』(書肆草茫々)を買った。もっと本屋さん行きたいんだが、重いし疲れてきたので暗くなった京都を後に。京都も今年は今日が最後で、来年は正月明けてめでたい京の町を歩くのだろう。それもまた楽しみだ。