モダニズム出版社の光芒

なんて、すごいタイトルだがこれは勿論本のタイトルだす。前にお会いした芦屋の中学の先輩の小野高裕さんが執筆者のひとりになっている本で、元町へ行った時に海文堂で見つけた。何度か聞いて知っていた大阪の大商人の娘が母上で、その親戚がプラトン社の経営者一族の一人で、かっての大阪文化人の名を連ねる人なのだろうが、生憎つうか今は流れゆく没落の水のあとかなの、芦屋人の何割かの今の現実であるみたいだった。プラトン社からは、婦人雑誌が出ているそうだが今は古本でしか手に入らず、今度見つけたら一冊買おうかと思う。
しかし巻末のプロフィールを読んで、一番びっくりした。小野さん大阪大学院卒業ですごい学歴と大学教授の肩書きも書いてあり、そんな事は露知らずひとり「へぇ」と声を出していましたよ。流石、芦屋のボンだね。まぁ芦屋に生まれ育った人なら、わかるが近所他人の普通ならすごいだろう自慢話に限りなく近い、祖父祖母がどうだったから始まる現実味のどこかない大金持てのは、子どもの時から沢山おられて聞いても全然普通で特に驚かなくなる。夏休みが明けて学校がはじまったら、海外のどこの海辺の高級リゾートにいたとかザラでいちいちびっくりしてたらキリがないのだ。
まぁこっちは山手の市民プールで泳いでてもね。またそんなお金持ちの子どもが今は没落されて、どこにおられるかわからない。てことも結構あるものなのだ。特に今みたいなバブルがはじけて金融不安真っ最中はあるんだろな。金持を維持するのも大変なんだろね。(まったく人ごと)私は、およそ芦屋人らしくない普段着で気楽に暮らしているけど、時どき(たまに)やっぱり。みたいに殆ど呆れ気味に言われることがある。大人しそうですごく頑固だとか、おかしなプライドが高いとか言うんだね。
それは、単に人間の性格とかな気もするんだけど・・・
なんにせよ今は神戸に住んでいるので、気楽そのもの。