佐野シゲトーク

nae586252008-11-03

文化の日は少し天気は曇り。三連休の最後の祝日は、やっと出かけて大阪へ行った。淀屋橋にある芝川ビルは大変レトロで立派な古いビルで、その4階で佐野繁次郎と芝川照吉の講演を林哲夫さんされるのを聞いた。二時間びっちり休憩を入れてするものの、全然退屈せず興味深いお話だった。大阪の商人はかっては間違いなく文化を担っていたのだと思う。道頓堀の水が、明治40年の写真では澄んで底が見えているのに驚く。
大阪の街はかっては美しい文化的な都市だったのを、市も市民も守る残すなんて考えずに汚してきたみたいだよ。なんてトークと関係ないことを思ったり。大阪文化の先生である橋爪節也氏が一番前の席で座っておられ、海文堂でお会いしたのを話す。帰りは、近所らしく自転車に乗って颯爽と帰っていった。入って声をかけられた芦屋の同じ中学だったという小野さんと、旧芦屋図書館本館(打出)のことで興味のある話も聞いてこれは又機会があれば教えていただきたい。年も同年代で同じ中学なのに全然覚えていない・・・
佐野と芝川は縁戚でもあり、大阪人で芝川照吉はいわゆる貧しい画家を援助したり或る意味タニマチみたい。青木繁も助けていて女性の顔の印象深い絵を持っている。この芝川ビルの重厚で品のある造りを見ていても大商人の太っ腹を感じる。トークが終わってからポスターを購入して地下鉄で梅田にいき、旭屋書店で本をみる。このあたりは良く来る方なので路地にある眠眠で餃子210円(安い)とサッポロ生ビール小(グラス)で、ひとりお疲れさん。生ビールと餃子ってどうしてこうおいしいんだろ。すっかりええ気持になり夕闇のキタはこれからだが、まだ家に帰って晩ご飯作りがあるので仕方なく帰路につく。
そうだ、林さんが出演のスカパーは殆ど加入していない人のでテレビで見れず、その内に上映会を催すとか。是非、実現して欲しい。上映料とっても行くもんね。