JAVA

昨日の一日雨から、今日はカラッと晴れる。夜は、すごい月があがった。
昼までゆっくりして三宮へ出てガード下をうろうろと歩き、喫茶ジャヴァに久しぶりに入った。ここは古いジャズ喫茶で、入った目につく場所に大きなプレーヤーにレコードがのっているんだが、今は見せものみたいで使われていない。ここでコーヒーを飲んでいるとまるで「三丁目の夕日」みたいな気分になるが、意外なほど客が多い。流れているのは勿論ジャズだけ。もしかしたらずっと同じ場所でしているジャズ喫茶では一番古いかもだな。
ジャヴァからトンカ書店へいって一応「カフェ・アズマの本棚」の初日を覗いた。なかなかレア本が多いんだろう海外ミステリと映画関連の古本が多い。ここで二冊買いトンカさんと少し話す。なんとなく晴れて気持良い天気なんだが体が重く歩いていても疲れてくる。元町通りで本屋で『ボン書店の幻』ちくま文庫を見つけた。この本が、この前まで元の単行本があったので、それも捜しに行くけど売れていた。石神井書林の内堀さんは神戸生まれで黒木書店のことでメールのやりとりしたことがあった。それと今日は『おのぼり物語』カラスヤサトシを買う。マンガはよく知らないので読んだことなかったけど、どこかで見たような気もする。日曜の朝日書評でも載っていた。
疲れ気味で、カフェ・アズマで休憩すると今日はお客さん多くカウンターが一杯だ。石井一男展は好評で殆ど絵が売れたと嬉しい報告を東さんから聞いて、その石井さんがらみの取材で後藤正治さんが4時間も店で石井さんの話を聞かれたらしい。後藤さんは「文藝春秋 別冊」で石井さんの絵や住まいを大きく紹介した人で、ノンフィクション作家であり大学教授だと知る。石井さんの絵だけでなく生き方や暮らしにとても興味を持ち、取材されている。文春別冊に写真入りで大きく石井さんの記事が出てから、次第に殆ど無名だったのが知られているし、個展でも絵がよく売れて画集も発行された。選挙で言えば有力な支持者が現れたという感じだろな。個展へ行った時、早かったので石井さんと二人でしばらく話しができたけど、石井さんはまるで同じだった。殆ど私がしゃべって笑わせてたけど。いつか石井一男さんのノンフィクションの本が出るのかもしんないな。