さよならポール

めっきり涼しくなった朝、涼しいつうより少し寒いぐらいな気がする。朝刊を読むと、ポール・ニューマンが亡くなったと大きく記事が。ああ、あの「スティング」のカッコ良いハスラー(2)のポールがなぁ・・・ぐっと秋風が舞ったみたいな一抹のさびしさ。私は映画観て、玉突きをはじめてしたんだよな。83歳とは知らなかった。
金曜にモトコーでちと某所で話題なったりもあり、『東京タワー』リリー・フランキーを新本状態で300円で買ったのだが、読みはじめるとこの分厚い本を一気読みしていた。いやぁまいるなーこんなのされたら誰もかなわない。幼い時から母子二人だけで、それがもうたまらんようなこんなオカン嫌いなるワケないだろ的なお母さんが例えば、隣に住んでたら誰だって亡くなったら号泣する。泣かない方がおかしいような自伝小説だ。たまらんなぁまったくと読んで思う。そして己のダメ母ぶりを少し思った。映画は観てないけど、多分すぐDVDを観るだろう。そして多分、泣くんだろう。
小説ではないが『小生物語』乙一も買った。乙一は結婚したんだねー。でもさ、結婚してから乙一は小説が書けなくなったような気がする。16歳でデビューし今でも『夏と〜』は売れてるし、その後の切れ目なく出版した小説は恐いような才能を感じた。私は乙一だけは天才の気をはっきり感じたな。そしてピタと終わってしまったみたいに思える。天才型てのは、そんなものだろうしね。
ぐっと涼しくなったので、夕食はおでん。こちらでは年寄りは関東煮(かんとだき)と言う。もっと縮めて、かんと。とも言う。「今日、涼しいなぁ、晩はかんとしよか」なんて言うんだもんね。
 おまけ 
ちょいとリンクで気になるのがあり見たついでに、自分の書いた書評(多分)を読んだらけっこーうまいじゃんわたし。とアホな感心をした。これ出してから何故か本は読んでるのに気が向かず、やめているな。しかし適当に読んだのにこれだけ自信満々で書くよなぁ。これがそれ。http://www.bk1.jp/review/0000466124