自虐の詩

nae586252008-09-10

ようやく歩くのは普通になってきた。しかし困るのは、昼の暑さかな。駅前に所用もあり、蔦屋で映画を物色し『自虐の詩』をレンタルする。水曜日は半額なのだが、何故か缶リキュール一缶とサービス券をプレゼントされた。サービス券は開くと、なんとブックオフ200円金券だ。おお、ありがたや。帰りに、やっと地元の書店ものぞいた。やっぱり本がずらっとあるのは良いものだ。雑誌は、麻生さんの口がややひんまがった写真が目立つ。麻生さんて、吉田茂の子孫と書いてあるけど全然、似てないや。立ち読みすると、秋葉オタク支持者でマンガ好きで早くも、オタク層の人気狙いかと思うよーなの。
暑くなけりゃ、もっと足を伸ばすとこだがなんだか疲れて家に戻り、「自虐の詩」を観る。私は業田良家の原作が結構好きで、あのマンガを阿部寛中谷美紀なんて美男美女がどうやるんだろと思っていたのだが、見終わった時は別のシーンで結構個人的に琴線に触れるとこがあり、かなり泣かされた。マンガにはなかったと思う幸江の中学時代に長崎あたりの海辺の生い立ちから不幸にこれでもかと見舞われ、大阪の天王寺のアパートで暮らすまで映画らしく作ってある。貧乏で梅干弁当をフタで隠して食べたクマモトさんとの別れのシーンや十何年後の再会が泣かされるのだ。この辺の堤監督の見せ場だな。阿部寛の卓袱台返しは、マンガに出てくるから的に出てくるだけみたい。別になくても良いんじゃないかと思う。この映画、内田春菊さんはきっと号泣したんじゃないだろうか。