8月は、はにかむ

8月は英語で、ハニカムと言うのを新しく元町にできた古書店ハニカムブックスで教えられる。4丁目の北の少しわかりにくいビルの二階にあるが、シンプルな白い壁に黒い木の床が夏っぽい。青い夏服を着た女性が店主、新しい書店に入るといつもわくわくする。はにかむ本屋さん、とても可愛い。
ここはカフェ・アズマで教えられたのでアズマからすぐ斜め北にあり窓から見えるのだった。なんでも「ななじゅうまる」の取材があるとかで、どんな雑誌か聞かれた。七〇代向けだけど若い人も読んで楽しい新しい雑誌とか話す。3号は10月頃発行になるらしい。今日じゃなくて良かった。アズマさん、今月はヒマで大変そうだったが、皆どこも8月はオリンピックがあり猛暑で出てくる人が少なく客足が減ったと、こぼしていた。ほんとにね、暑さも尋常じゃなかった。涼しくなってほんとにホッとしてるのだ。ああ早く九月になれば・・・というオフコースの歌があったなぁ。
ハニカムブックスの後、某所にも寄りまたあれこれしゃべる。古本がらみの本を買うとか言われ、そんなの沢山あるでと少しその気になって家に帰ってから本棚や積んでる本を崩して、古本やミニコミをわっと出す。「借家と古本」(スムース文庫)も出てきた。これ、しつこく欲しがる人がおられ何度も売ってくれと言われたが売れないよ。他にも、ずっと残してきた古本やミニコミ本はこうして出してみるとどれも売れるもんじゃないのを改めて知った。ほこりを浴びて疲れただけだった。