病葉流れて

県美でやっている横尾忠則「冒険王」展が24日までで、ずっと前に招待券を貰い早く行かねばと思いながら連日の暑さで行く元気がない。ちょっと困るなぁ、いい加減少しは涼しくなってくれないと。あそこは埋立地にあって駅から行く道に影がなく、着くまでに暑さで倒れそうな気がするのだ。バブル期に例のごとくハコもの作りで王子公園に良い県立美術館があるのに大金使って建てたが、余り人気はないらしい。今だに、前の方が良いと言う人も多い。同じ灘区なんだけど山手と浜手で随分違うのだな。美術館の回りって落ち着いた街並や喫茶店があるもんだが、全くないし。
なんとなく映画DVDで『病葉流れて』を選んで家で観る。原作は白川道で自伝的な冒頭の傷ついた兵隊姿の父の病葉(わくらば)の意味を血まみれの姿で言うシーンが結構すごい。が、それだけで後はどこにでもある感じで映像が昭和43年頃の当時のアパートやジャズ喫茶の方が気になったな。あのジャズ喫茶今もあるのだろか、主役の男性のヒゲ面がなんだか物足りない。観た後もなんか物足りないな。小説は読んだことがないが、気になるので近所の書店で捜してみたが無し。やや古本になってきてるかな。映画は2007年作。麻雀のシーンも多く『麻雀放浪記』ほど突きつめて描いてない(多分)あれは真田広之がカッコ良かったし他のジャン打ち役も名役者揃いで大竹しのぶも本物だった。比べる以前かもしんないけど。
古本と男子のハガキをいただく。どこかで見た絵だなと思ったら紙芝居の森元さんのだ。今回は大人しい絵で、いつものえげつない下半身のでなく可愛い。貸本喫茶ちょうちょぼっこで9月6日から交代で男の子だけの古本市みたいなの。またパーティとか一日しないのかな?ちょうちょの女の子は皆可愛くて本好きな子ばかりで前のパーティの時も男性度がすごく高かった。これだけは今も昔も同じなのだ。