夏はこれからだ

なんて夏ぶってるワケじゃなく、甲子園高校野球のテーマソングになっている福耳の歌です。野球やる前に一度は流れるしCDもあるので、よく聴いている。まぁね夏はこれからだ。なんて元気は正直ないんだけど、暑すぎて。
二ヶ月も出してない、ほんの手帖をようやく作りはじめる。一応、表紙に「ほんの手帖は気が向いた時に出すフリーペーパーです」と書いているが、これ以上遅れると出す気力がなくなりそうだし、なんでも良いような気楽にやってる感じでもそれなりに仕上げるのにパワーも要るのだ。(言い訳かい!)今度で48号だよ。五年もよく続いてるなぁ・・・中は作ったけど表紙がまだなのであと少しかかります。
前にまとめて「ブ」で買った佐藤正午の『ジャンプ』を一気に読んだ。はじめはそうでもなかったのが、次第に話につり込まれて最後は「あっ」と思うような落とし穴にはまったようなやられた気分。参るなぁ、ほんと。うまいのだ。解説を山本文緒が粋に書き上げてるのも良い。知らなかったけど、『ジャンプ』は北上次郎こと目黒さんが絶賛していた。そりゃするだろう。
今月の「波」の巻頭で、山本文緒の新刊『アカぺラ』の書評を北上次郎で目黒さんが絶賛してるのを読んだ。直木賞受賞後にストレスからだろう鬱病になり小説が書けなかった彼女をデビューすぐに絶賛したのは目黒考二だけだった。(どうしても北上氏とは呼べないので本名で通してます)絶賛するのはベタホメじゃないのを、目黒さんの書評を読んで感じたもんな。