東京も暑い

nae586252008-07-07

昨日、今日と突発的に東京本屋めぐりの旅行へ行ってきた。関西は、おとといからすごく蒸し暑い日が続いて、あちらは少しは涼しいだろうと期待して行ったのが見事に裏切られ、やっぱり二日とも暑い。おまけに洞爺湖サミットが始まる前日と当日で異常な警戒態勢で、泊まったお茶の水のホテルの目の前には一日中パトカーが止まり警官が立っていた。えらい時に来た。新幹線の車中にまで警官が見回りに来る念の入れようだし、一番困ったのは駅のコインロッカーがサミット中は閉鎖しててゴミ箱も使えない。荷物が重いので、コインロッカーに入れて本屋回りする予定が崩れる。ええかげんにせいよ、ほんまに。
東京駅から中央線でお茶の水で降り、そんな訳で荷物提げたまま歩いて神保町へ直行する。去年は一日雨でおまけにニコライ堂の道を歩いて間違えたな。今年は晴れたけど、暑いなぁ。なつかしい、すずらん通りを入り見慣れないパチンコ屋やドトールを横目に東京堂書店に入る。三階で畠中さんを見つけて声をかけると何でも山本さん岡崎さんが昨日の三省堂サイン会の前に来て、大島さんが来るとしきりに言われたそうで、全然びっくりされなかった。私から言ってないのに、どうして知ってるんだろかと思うが狭い世界なんだよな。クリケットさんから何度も念押しされていたチラシを見せると「SanpoMagagin」創刊号の話も知っていて、東京堂で置いてくれると快諾されホッ。よかった。もひとつ神戸の酔っ払い店長からの伝言も言うと、一階に大きく貼ってあるポスターを教えられる。ほんまに図々しいおっさんやで。新幹線の中で読んだ「ディリースポーツ」阪神連勝記事のをあげると、意外なほどよろこばれる。まだ慣れない感じもするけれど畠中さんは神保町が似合う人。一階でも本を見てたが、これだけの書店がぞろぞろある普通さに、神保町のすごさを感じる。ほんとに東京住んでたら毎月来るな。
三省堂で、偶然茂木先生のサイン会の最中で生の茂木センセイをはじめて拝見した。意外に余り長蛇の列と言うほど並んでいなかったなぁ。4階に上がり、地方・小コーナーをはじめて見た。『新・文学入門』の二人のうらやましいような台がどーんとあり、ぐるっと一周回る。古本は日曜で休みが多く明日に回す。
暑いので汗が出て疲れる。簡単に、お昼をざるそばを食べて一旦ホテルに入り荷物を置いてから、池袋へメトロに乗って行くとここも大きな街だった。外市のある往来座は駅から結構遠い、五時までになんとか間に合うと本当に外の壁に沿ってぐるっと古本市の横壁版のような感じであった。沢山の人が思い思いに座ったり本を見たりしてる中、店内も見て「海」(レイモンド・カーバー翻訳初出)「本の手帖」のバックナンバと「buku」を一部。外市も結構本を見るが、ここでは文庫一冊だけ買う。今日はミニコミを沢山買った。夕方になって、やっと涼しい風が吹きはじめるが、足も疲れて夜まではしんどいので丁度来たバスに乗って何も考えなしに新宿へ行ってしまう。新宿をひとりでブラつくのは、生まれて初めてで東京はどこもすごく大きな街だらけ。ここでも感動ものの本屋に行くが、またにしよう。たのしかったけど、疲れた。