ちくま

昼間は晴れて暑い日だったのが夕方にすごい雨が降る。雷も鳴り、どしゃぶりの雨の中で、ああ梅雨も終わりだな。と思う。
「ちくま」7月号を手に入れ、今月も「魚雷の眼」の連載を読んだ。三ヶ月に一回とか初めは書いてたが、記憶に間違いなければ5月号から毎月連載中だと思う。書くのに苦しんでいる様子もあるけれど、やはりひと味違うんだな。十返肇の『筆一本』について、いつもだけどこの本のことも知らなかったし又読んでみたくなった。次は古山高麗雄さんあたりかな。『湯たんぽにビールを入れて』とかなぁ。「ちくま」の連載は岡崎武志さんの『女子の古本屋』の連載中もたのしみに読んでいた。魚雷の眼も終われば、築摩から本になるのかな。
いつも寄る喫茶○でスポ−ツ新聞を読んでいたら『斜陽』が映画化されヒロインをサトエリがすると知り、愕然となった。誰が決めたか知らないが、あの没落貴族のお嬢さんの雰囲気を少しは感じる女優が他にいるだろう。『火垂るの墓』の母役を松田聖子がやるのも相当おかしい気がするし、少なくとも女優を選んで欲しい。『斜陽』の方は蒼井優ちゃんがやると余程似合いそうだかんね。品のあるないは画面に出ただけでわかるものだ。『火垂るの墓』は寺島しのぶが似合いそうかな。『野菊の墓』で松田聖子が出た時も、ひどかったがそういや墓つながりだ。歌手タレントが文芸映画に出て意外によかったの山口百恵の『伊豆の踊子』だなぁ。あれは似合っていた。百恵ちゃんがアイドル抜けて良かったのに、金儲けでこき使われて、後の映画は手抜きでひどかった。
林哲夫さんから、或る写真を送ったお礼に「サンパン」6月号が送られてきた。なかなか売ってないので手に取る機会が少ない雑誌なのでうれしい。何人か知っている人が書いている。しかし、すごい内容だな。時代と合わないのかも知れないが私はこんなの好きだな。