踊り子

nae586252008-05-20

昨日の雨の後のさわやかな風が吹く日。なんだか家に居るのも勿体なく、神戸まで出て一年ぶりに神戸側から商店街を歩き元町へぶらぶら。5丁目あたりになると、ふっと黒木書店のあった跡に目が止まる。今は大きなマンションになっているが裏に神社があり、それが目印になっている。元町商店街のことなど古い史誌としても読める『識る力』という分厚い大判の写真の多い本があり手で支えながら読んだが、ちと大きすぎるのが難点だけどなかなか読める物でした。知らない歴史的なことも地元ならではでの詳しく調べあげている。風月堂が、初代は元は東京の新宿にある風月堂で菓子職人で修行してから、暖簾わけで始めたのも確認したりした。
しかし時代は変わり人も変わるで、今は当時のまま残っている店は減っていくばかり。まぁ考えようによっちゃ変わって新しい若い店が増えていかないとさびれるだけだからな。前はなかったカフェやうどん屋パン屋など食べもの系の店が随分増えている。
ここは古い明治からあるとかの長崎カステラ本店で、カステラを買って出たところで古い友人に声をかけられびっくりする。すごい偶然だなぁとお互い言い合い、一諸に元町まで歩き話した。今から淡路の別荘であり自宅の家へ帰るのだとか。元町で別れて、これは見ておこうと思っていた大丸のミュージアムでしている小磯良平と東山(かいい)展を見る。二人とも神戸二中卒業の先輩後輩の画家で洋画と日本画の神戸代表のような人。入ってすぐの自画像が二つ並べてあるのが印象に残った。小磯良平の絵を見るのは、小磯美術館が六甲アイランドに開館した時に招待券で見た時以来だけど、人はあれこれ言うが好きな絵だ。こんな絵を一枚持って家に飾りたくなるような絵だな。東山の方はブルーが独特のぼかしが幻想的できれいだった。お客さんは年配の男女が多く、じっくり見ている人が多かった。ま、蛇足だけれど神戸二中は、今の兵庫高校で一中は神戸高校。神戸高校の卒業生に村上春樹がいて有名だけど年配の人には、小磯と東山は知ってても村上、さぁ知らないなてな人も意外に多いのです。