ジャズと古本

土曜の元町へ昼過ぎに出ていき、書店の中でクリケットさんとお会いする。少し古本市をしているのも覗いてから、コーヒーでも飲みますかとカフェ・アズマへ行った。そこで以前作っておられた香港映画中心のミニコミ誌など頂き、表紙の「恋する惑星」のことから映画の話になって、これからつくりたいミニコミの企画まであれこれ2時間は話しをしたり音楽を聴いたりする。アズマさんも映画好きジャズ好きでミステリ好きなので色々と話が止まらない。なんだか私にはないバイタリティを感じるなぁ。
ずっとジャズのことで書くことを家に帰ってからも、ぼんやりと考えていたらどうしても今、聴くのはジャズじゃ(?)と確か、ビル・エヴァンスのCDがあったよなと部屋の隅を捜しまわる。なんせ古本の積んだ山の隙間にCDとカセットが積んであるので、すっとは出てこない。しかし、今、わたしゃジャズが聴きたいんだと脳が命令するんだよ。やっと、ほこりにまみれて捜しだし拭いてからようやく流すと、これが良いんだよほんと。雨の日の夜に寝ながらよく聴いたのを思いだした。しばらくジャズしか聴けなくなりそうな気がする・・・
人に会ってバタバタとしていたので、俳句界を読むのをすっかり忘れてしまった。あかんなぁ、同時に二つのことをするのを忘れる。めでたい知らせが来て忘れたのに気がついた。また今度はきっと読みます。
ジャズが聴きたいと思ったので、もう10年以上も経ってしまったが震災後に家がつぶれ東大阪へ避難しアパートで二年生活していた頃に近所にジャズを流している喫茶店がまるでなくて、朝によくコーヒーを飲みに行った店は演歌を朝から流していたのが、一番の悩みだった。大阪のおばさんはジャズより演歌でカラオケの方が好きみたいな感じで、親切でコーヒーも結構飲めるので良く行ってたが朝から演歌は勘弁して欲しい。その少し後に偶然入った別の喫茶店でジャズが流れてた時は、ジーンとなったよ。神戸は、流石にも少し普通の店でもジャズは流れているし朝から演歌を流す喫茶店は今のところ知らない。