余震の中

nae586252008-04-17

明け方4時過ぎに、ぐらっと震度は1ほどだが力強い芯のある地震が来てびっくりして目が醒める。起きてニュースを見ようかと思うが眠いので、そのままうとうと朝まで寝て、朝起きてもさっぱり地震のニュースをしない。はて?と思いパソコンをつけると岩手で震度4の地震がその時間にあった。これだ。岩手の地震の波が来たのだけど、誰も気がつかない・・・
昨日のこと、某銀行へ家賃を払いに行くとすごい行列である。それも年金貰っておられそうな年配の人ばかりで、どうも15日からはじまった健康保険料が年金から天引されるのを通帳記帳したり確かめに来た人らしい。前と後に並んでいる人が、私を挟んでそんな会話をしていた。日本の75歳以上の人口はこんな時に多いのを感じる。見ただけじゃ、年齢はわからんが年金の話でわかるようになる(らしい)
神戸では70歳以上の人は今まで市バスが無料だったので、バスに乗る人は今や殆ど年寄りという現状だった。たまに私もバスに乗る用があると、神戸市になった途端どわっと増えて椅子に座っているとなんだか悪いことしているような気分にならされてバス代払うのが、うんざりしてバスを敬遠していた。小さな子どもを抱いたお母さんが立って、大きな顔をした元気そうな老人が座っているのも見たりのらねば損みたいに二号線のバスで三宮まで乗る老人も沢山いた。それで、今年は老人パス廃止で半額になるとか。まともな料金払ってバスに乗る客を老人が追い出してきた。日本は、老人で溢れかえり今になって優遇制度を全部やめだしているだけのように見えてしまう。そういや福田さんも七〇代だ。こんなこと言うと年寄りの人に反発買うんだろけど、私の両親も老人で七〇代で父親は77歳だ。ちなみに、さっきの無料バスは、母親は電車の方が早くて近いのにタダだから三宮までバスに乗って行くが父親は電車で行ってた。女の方が、ケチなのだ。そして会員制のスイミングスクールへ毎日行ってヒマをつぶして、毎週大阪へお参りに行かれてお布施を撒いている。
私は大阪、神戸へ行く日は昼間割引券を買って電車に乗っている。大阪だと380円が240円になる。老人だから無料でなく、皆そうして知恵をつかって安い交通費にすればよかったのにね。 ああ今日はグチっぽくなった。
タイトルの「余震の中」は、丁度その日に天野忠「余韻の中」を読んだのでつけたのだけど蛇足かな。編集工房ノア天野忠随筆集』で読めます。ノアの本も書肆アクセスがなくなってから関東では買いにくくなったのかもしんない。天野忠のエッセイは、こんな雨にふられてふさぎ勝ちな日に読むと元気が出てくるような文章で好きやなぁ。