バターはどこに行った?

今朝、テレビでバターがなくなった。と菓子屋さん等が青くなって買占めているニュースをしていたが、本当だ。いつもの古本市場を過ぎて、ダイエへ買物に自転車で「自転車に乗って」走りたいから〜(もう知らない人も多いんだろな)と鼻歌歌いながら行ったら、きれいにバターが棚から消えている。なんだか昔オイルショックでトイレットペーパーがなくなったのみたいだ。私は、家でお菓子作ったりはしないので全然困らないけどね。ないないと言うと、余計なくなるんだろうね。
ついでに二階の書店で雑誌を見てたら、「文学界」5月号に車谷長吉四国八十八ヶ所〜」の字が目に入る。これは日記調で、車谷さん世界一周の次は、四国の寺をめぐっていた。なつかしいような気分で読むと、偶然にも高橋順子さん(嫁はん)の生まれた父方の田舎が私の母方の田舎と全く同じ伊予西条だとある。へぇ驚いたつうか縁だね。私もずっと行ったことがなかったけど7年前に松山から西条へ一人で行った。なんにもない、北に山が見えるだけのところだった。
その時にはじめて会った俳句つながりのAさんと、今もずっと仲良くしているのも西条に行って、おじいさんの生まれ故郷を見たくなったのがきっかけだから縁かも。また四国行きたいね。車谷さん、ふっくらして元気そうに見える。そんなの見ると、今度は東京へ行ってあの路地奥のお宅へ訪問したくなる。そういえば、京都の湯川書房はずっと閉めているとかで、この前も宍戸さんと伺ったら閉まっていた。随分、体の方がお悪いとも聞いたから心配だな。
こんな風に芋ずる式に、つなげていても仕方がない気もかなりするが毎度のことですみません。クリケットさんから、丁寧なメールをいただく。私は娘の宿題を手伝ったことがないダメ親だが、本だけは余るほどあるのでよく読書感想文を書く前に相談され、勝手に私が選んで買わずに済ませておりました。原稿用紙も私のを数枚やり、書けたのを読んで校正したり思わず手を入れたくなるのを我慢したな。娘K子さんは、文よりも絵が得意で何かで表彰されたり、選ばれて展示されたりするのは絵の方ばかり。小六で学年代表とかで自画像が出て、見に会場へ家族で行った時は回りが、頭のよさそうな固い地味な人ばっかりで、なんだかだらっと気楽に見に来た私等はびっくりしたもんだが。あれも中には親が手伝ってたのかもね。
今日は小学校の入学式の日らしく、ピカピカの一年生と両親が歩いている姿をあちこちで見かけた。今は父親も平日でも一緒に行くんだな、会社だと有給とって休んで行くのだろか。私の父親は、いつも仕事で式には来たことがなかった。子どもが生まれた時も車ですぐの病院だったのに来なかった。今だって孫の学校の運動会も入学式も来たことがないが、嫌いなわけじゃないのだ。昭和ひと桁生れは、そんなこと出来ないだけで、子どもが生れる前に父親は私と二人だけの時に「ひとり目はお金が掛かるやろから」と封筒に十万円入れてそっとくれた。あれ、助かったな。